まほりのブログ

人事労務のこと、趣味なことなど色々書き連ねるぶろぐ

みなし残業代とかいう制度

求人票を見ていると年収要件に小さく「〇時間分残業手当含む」と記載されているものが沢山あります。

 

基本給に残業代が含まれているってことですね。定時以降に仕事をしても、〇時間分の残業代は含まれているので残って仕事しても給料は出ないよって話。

 

逆にいえば、定時に終わらせちゃえば残業代がタダでもらえるんじゃない?って思うかもしれないけれど、求人票見てる限り年収が高い要件はほんのわずか。。。

 

時間単価でみると、バイトの給料?って思う求人票はとても多い。。。

個人的には人件費抑制の根源になっている気がしてなりません。

 

みなし残業手当が適用されるには以下の三点を満たすことが必要とされています。

  • 固定残業代制度を採用することが労働契約の内容となっていること
  • 通常の労働時間に対する賃金部分と固定残業部分が明確に区別されていること
  • 労働基準法所定の計算方法による額がその額を上回るときはその差額を当該賃金の支払期に支払うことが合意されていること(これを要件とするかについては争いがあります。)

正直、運用していくにはめちゃくちゃ簡単な内容になります。

自分もIT企業の勤めていたころ、実際にみなし残業制度を扱っていました。労基のチェックも余裕でパスできましたし、今にして思えば本当に理不尽な制度だと思います。

 

 

 

追い風のように、高度プロフェッショナル制度が施行されました。

安部政権はさらに奴隷を生産するつもりなのか?と思う今日のこの頃。

 

人事担当としては、苦い思いで業務に取り組んでおります。。。。